導入の背景
相鉄グループの業務シェアードサービス会社である同社では、入金消込分野において業務の受託をしているものの、 専門のツールやシステムを利用せず、会計システムで対応していたため非常に工数がかかっておりました。 そこで同社は、業務の効率化や今後のさらなる受託業務拡大に向け、入金消込業務合理化の為の専門システムによる検討を開始しました。
導入システムの構成
ケーススタディ
- 経理業務シェアード会社へ、複数会社対応可能な消込システムを導入
- 課題である消込業務のみをピンポイントで解決!
担当者様へのインタビュー
本社がある横浜駅前の風景
実際にシステム導入に携わった、経理財務サービス部 永野様、加藤様、端山様にお話を伺いました。
豊富な機能や複数社対応できることが導入の決め手に
Q.消込業務を効率化しようと思ったきっかけは何でしたか?
A.弊社は相鉄グループの経理業務シェアード会社でして、現在入金管理分野においては複数社の消込業務を受託しております。 当時は会計システムを使用して業務をしておりました。 簡単な消込パターンの自動化はできていたのですが、N対Nの照合が手作業であったり、痒いところに手が届かなく、 マニュアル作業が多くなっていました。
Q.Victory ONE導入の決め手はどのような点でしたか?
A.検討段階では、銀行のサービスや会計システムへのカスタマイズ開発も比較したのですが、Victory ONEはこの分野に専門特化していることもあり機能が豊富で、会計仕訳データの作成もできるところがポイントでした。 また、導入を決定する前に実データを用いての照合シミュレーションを実施してもらい、カナの学習やマスタ整備をしていない初期状態でも全入金の半数は自動消込ができることが分かり、選定の後押しとなりました。
作業工数が15時間→2時間に。浮いた時間を他業務に活用!
Q.本稼働から約半年が経とうとしていますが、効果のほどはいかがですか?
A.まず工数ですが、それまで15時間かかっていた月末業務が、2時間にまで短縮できました。 照合率もシミュレーション段階で50%ほどだったものが、数か月稼働して学習させることで90%以上にまで上昇しています。
Q.実際に操作されてみて、機能面でどのような点が優れていますか?
A.もちろんキモとなる照合機能には満足していますが、意外と助かるのが検索結果等をエクスポートできることですね。 不明入金などがあった場合に受託先に問い合わせをするのですが、その際に活用させて頂いています。 ※Victory ONEではほぼすべての画面で、エクスポートが可能
Q.それでは業務面ではどうでしょうか。
A.弊社は入金業務だけでなく他の業務も受託しているのですが、入金に手を取られなくなった分、その他の業務に多くの時間を割くことができるようになり、全体の業務品質が向上しました。
Q.ありがとうございます。それでは最後に、今後に期待することを教えて頂けますか?
A.現在は稼働したばかりということもあり、まだ一部の企業でしか活用できておりませんが、 年内には全体への展開を検討していきたいと考えています。 個社毎に業種が違い特有の課題がありますので、またご相談に乗っていただきたいですね。
お忙しいところ、インタビューにご協力いただきありがとうございました!