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5,000件の消込業務時間が半減!残業が激減し、日次報告業務もスムーズに!

株式会社オープンハウス・ディベロップメント 様

導入製品:Victory-ONE

業種:その他業種

課題:消込システムの新規導入 | エクセルからの脱却 | 債権管理体制の強化

5,000件の消込業務時間が半減!残業が激減し、日次報告業務もスムーズに!

オープンハウスグループの中核企業として、戸建て・マンション・収益不動産の仕入や開発、販売までを一貫して手がける株式会社オープンハウス・ディベロップメント。急成長を続ける同社の経理部では、69の銀行口座に振り込まれる月5,000件の入金を手作業で処理しており、業務の属人化と長時間労働が大きな課題となっていました。そこで同社は、R&ACの債権管理・入金消込カスタマイズパッケージ「Victory-ONE」を導入。合計10名で行っていた入金消込の体制を縮小し、余儀なくされていた「消込作業のための残業」も限りなくゼロにすることに成功しました。

今回は、Victory-ONE導入による業務改善のプロセスと、導入によって得られた効果について紹介していきます。

目次

仕入・開発から販売まで、一貫して不動産事業を手がける総合不動産デベロッパー。事業拡大と業界特性により管理口座は69口座まで増加

株式会社オープンハウス・ディベロップメントは、オープンハウスグループの不動産開発会社として2000年9月に創業。新築戸建て住宅の分譲や中古物件の取り扱い、マンション開発、不動産投資(収益不動産)などを展開しています。同社は都心部を中心とした利便性の高い立地での住宅開発を強みとしていますが、企業として急成長を続ける一方、経理部では属人化と長時間労働が問題となっていました。その要因は、銀行口座の多さと入金件数の多さでした。

株式会社オープンハウス・ディベロップメント 経営管理本部 経理部 経理2G 係長 荒谷様

経営管理本部 経理部 経理2G 係長 荒谷様

「当社は、首都圏以外にも大阪・愛知・福岡などでも事業を展開しています。不動産を購入する際、メガバンクとの融資枠を利用することもありますが、地方銀行など地元の金融機関様から資金を融資頂くことも多くあります。様々な金融機関様と取引することで、不動産の情報提供を受けたり、顧客や取引業者の紹介を受けたりと、融資以外にもお付き合い頂いております。そのため、事業規模の拡大や出店エリアの拡張により、取引金融機関が増加した結果、管理する口座数も増加しました。」(荒谷様)

また不動産取引では、1つの契約に対して複数回の入金が発生する場合があります。この業界特有の商習慣が、入金件数を押し上げる構造的な要因になっています。

株式会社オープンハウス・ディベロップメント 経営管理本部 経理部 副部長 松尾様

経営管理本部 経理部 副部長 松尾様

「戸建ての中でも、建売住宅と注文住宅で少し入金タイミングが異なります。建売住宅の場合は手付金と残代金の2回。手付金は基本的にお客様ご自身の自己資金で振り込まれることがほとんどで、残代金は銀行から融資が実行されたその当日に、当社へ入金いただきます。一方、すでに土地をお持ちの方で建築物のみご注文いただいた場合は、契約時金・中間時金・最終引き渡し金と3回ほどに分かれます。2回目の中間時金は、金融機関から調達される方も自己資金の方もいらっしゃいます。金融機関から調達する場合は『中間時金のつなぎ融資』と呼んでいますが、銀行経由でお客様に中間時金が着金し、それを当社にお振り込みいただくというイメージです。」(松尾様)

現在の口座数は、SMBC、みずほ、三菱UFJのメガバンクに加え、地方銀行やネット銀行など(1行あたり1〜最大10口座)を合計し69口座。そして、月の入金件数は約5,000件となっています。

毎日口座にログインしCSVを手動でダウンロード。月間の8割が手作業の消込業務となっていた

創業以来急成長を続ける同社の経理部では、業務のシステム化が追いつかず、手作業中心の運用が長く続いていました。

「常に変化がある状態だったこともあり、なかなかシステム化できないまま、Excelのマクロを使った手作業をずっと続けていました。入出金明細であれば、69口座それぞれにログインして入出金データのCSVをダウンロードし、マクロで処理して仕訳を作り、会計ソフトに入れるという作業です。課題としては、まずそもそも手作業が多いこと。アナログな業務なので、マニュアルには手順が一つひとつ細かく書いてあり、1つでも見落とすと、その後の作業に大きな影響が出てしまいます。単純な作業のはずなのに、作業が複雑で難解かつ量が多く、なかなかメンバーが育たず、ベテラン社員に業務が属人化する問題も発生していましたね。」(荒谷様)

Victory-ONE導入前のフロー

Victory-ONE導入前のフロー

入金消込の現場は、まさに人海戦術での戦いでした。メインとなる入金は月に約5,000件、出金は月に約2,000件。基幹システムでの消込機能も使えましたが、1件ずつしか消込ができないため、入金があるたびにお客様の名前を検索し、該当するものを一つひとつ消すという作業になっていました。

「体制としては、派遣社員の方が2名、正社員8名の合計10名。ただ、派遣社員の方を入れたのも1〜2年前の話で、それ以前は正社員8名だけでやっていました。派遣社員の方に入っていただいてからは、入金約5,000件のうち約4,000件は派遣社員の方に消し込みしてもらいました。正社員はそれ以外の入金や出金対応、さらにその後のチェックを行い、分担して処理していました。とにかく手作業で、業務をこなしていましたね。」(荒谷様)

人材の定着や業務属人化の悪循環が問題に

「月単位で見ると、月の約8割は日次報告業務をやっている感覚でした。ほぼ日次報告のために出社しているような状態です。日次の入出金を締めきれず、残業が多くなりがちでした。後日、振替休日は取得するものの、月初めの休日に出社しないと月次報告が締められないのです。」(荒谷様)

単純作業にも関わらず負担が大きい消込業務は専門性も身につかない作業のため、人材の定着が難しくなっていました。Victory-ONEを導入する2年前あたりからは人の入れ替わりも多くなり、ジョブローテーションが組めずに属人化の悪循環を生んでいました。

「細かく書かれたマニュアルと手作業の引き継ぎは大変で、教える側も工数がかかります。既存のメンバーの中にも『また教えても、中々定着しないのではないか』という気持ちがあったりして…。私自身も、細かいマニュアルの引継ぎは負担に感じはじめていました。」(荒谷様)

Victory-ONEを導入! きっかけは経理一筋の上司による推薦

Victory-ONEとの出会いは、経理業務を熟知した上司の一言だったといいます。また選定にあたっては、ERPを含む他社製品との比較も行われました。

「検討のきっかけは、当時の上司が『これが一番良さそうだ』とVictory-ONEを紹介してくれたことです。もともとずっと経理をやってきた方で情報ももっており、入金消込に一番特化しているというところで、Victory-ONEを選んでもってきてくれたのだと思います。正直、これ一択かな? というくらいの気持ちでしたが、今回は入金消込だけでなく、入出金データの自動取得も同時に実現したかったので、その点はERPや他社製品とも比較させてもらいました。ただ、入出金明細の自動取得サービスである Account Tracker(Miroku Webcash International株式会社)とVictory-ONEの連携は他社でも実績があるとのことだったので、これだ! と思いました。」(荒谷様)

また荒谷様は、R&ACのサポートにとても大きな信頼を寄せてくださいました。

「導入前から、当社の課題や実現したいことを非常に丁寧にヒアリングし、きちんとイメージを視覚化して提案してくれました。それによってこちらのイメージも膨らんでいったのです。R&ACさんには不動産業界の実績があまりないと伺っていましたし、入金の流れなども業界特有だと思うのですが、いろいろな案を提示してくれました。導入すると日次報告の業務が大きく変わるため不安もあったのですが、R&ACさんの提案を見て『やはり、このシステムならいける』と確信し、安心して導入を進めることができました。」(荒谷様)

「私が着任した時にはすでにこのプロジェクトはスタートしていて、すでに半年以上、かなり密度高く準備が進められている状態でした。荒谷はR&ACさんに大きな信頼を寄せていましたので、そうした関係性がすでに構築されているのであれば、導入もスムーズにいくだろうと考えていました。」(松尾様)

Victory-ONE導入後のフロー

Victory-ONE導入後のフロー

「一緒に開発していく中で、当社のやり方や『こういう情報を加えたい』という要望も、なるべく標準機能の中で収めようとしてくれました。それでも足りなければ、『追加してはどうですか』という提案をしてくれるのです。営業の方はもちろん、SEの方々も皆さん理解が早く、私の言ったことをすぐに理解いただき『もっとこうしたらいい』、『こういう懸念があるからやめた方がいい』という指摘を的確にしてくださいました。」(荒谷様)

このような経緯を経て約8カ月後、Victory-ONEとカスタマイズした出金管理が動き始めました。

入金消込機能に加え、出金管理・残高集計をカスタマイズ! 結果は大成功

今回の導入で特筆すべきは、Victory-ONEの標準機能にはない出金管理をカスタマイズで実現した点です。拡張開発に対応できるVictory-ONEならではの活用事例といえます。

「せっかくAccount Trackerに入出金のデータを取得してもらっているのに、出金データをそのまま捨ててしまうのはもったいないと考えました。銀行口座が多数あると、CSVで取得した際のフォーマットがそれぞれ違うので、整えた状態で書き出した方がその後のマクロを組む際もやりやすい。だから活用したいと思ったのです。不動産を生業とする当社では大きな金額を扱っているため、69口座すべての毎日の預金残高を専務や社長に報告する流れがあります。そのために今までは、毎日入出金明細を取って仕訳を作り、会計ソフトに入れて、会計ソフトから残高を出して報告していました。つまり経理は報告のために毎日、日次報告を作成する必要があったのです。ここをVictory-ONEが自動で計算してくれることで、人がまとめる報告は週単位でできるようになりました。」(荒谷様)

導入後は正社員8名の体制に!前倒しで日次報告を締められる状態に

株式会社オープンハウス・ディベロップメントでは、Victory-ONEの稼働後、今までより2名を削減した8名体制で1日前倒しでの日次締めを実現。日次業務として現金・預金の当日残高の確認と報告があり、導入前は1日最大6時間程度かかっていたものが導入後は最短で5分まで、業務時間を大幅に縮小できたといいます。

「以前は月単位で見ると、月の約8割は日次の消込や報告業務をやっている感覚でした。今は実績として1日早く締められて猶予ができたことに加え、1日あたりの日次入出金業務は大体2時間です。『今日消せるものはあるかな』と確認して、やれるところをやったら他の業務に移る、という形になっているので、1日あたりでは半分くらいは減ったと思います。体制も以前は派遣社員の方が必須だった状態から、正社員のみで稼働できるようになり、派遣社員の方だけにノウハウがたまってしまう属人化リスクもなくなりました。今では継続的に1日前倒しで、締め作業が続けられています。日次作業がスムーズになったことで月次の決算作業も前倒しできるようになり、休日の出社はまったくなくなりました。やっと勤怠が安定したなぁという感じです。(笑)」(荒谷様)

株式会社オープンハウス・ディベロップメント 経営管理本部 本部長 田村様

経営管理本部 本部長 田村様

本部長の田村様からは以下のようなお言葉をいただきました。

「経理部は担当法人ごとに複数のグループに分かれており、以前は互いの業務状況が見えにくく、グループ間のコミュニケーションも限定的でした。しかし、Victory-ONEの導入によって日次業務の工数が削減され、他グループの動きや状況にまで目を向けられる余裕が生まれました。荒谷をはじめ部全体の雰囲気も明るくなり、グループを超えたコミュニケーションが非常に活発になったと感じています。」

最後に、経理部 副部長の松尾様からは以下のようなお言葉をいただきました。

「日次工数が減ったので、勘定照合や財務状況の概況表の作成など、本来もっとやりたかった経理として注力すべき業務にフォーカスしてほしいと考えています。それともう1つ、当社に限らず他社様も同じだと思うのですが、経理というのは反復継続で同じことをする地味な作業が非常に多い仕事です。それは経理のキャリアを積む中では実は楽しくないことでもあり、同じことの繰り返しで、いわゆる『経理事務員』と呼ばれるような専門性のない人材になってしまいかねません。今回、こうした反復継続の部分をシステムに委ねることで、空いた時間を専門性の向上や他部署への貢献に充て、『経理パーソン』として成長していくことができるチャンスをいただけたと思っています。他社様でも『自分は経理事務員だ』という自認がある方がいらっしゃれば、経理パーソンになる良い機会となるのではないでしょうか。R&ACさんのVictory-ONEは、そんなきっかけを与えてくれたシステムだと思っています。」

Victory-ONEの導入で課題解決につながった機能や特徴

株式会社オープンハウス・ディベロップメント様の集合写真

今回の株式会社オープンハウス・ディベロップメント様のVictory-ONE導入では、以下のような導入の工夫やシステムの機能が課題解決につながったといえるでしょう。

  • カスタマイズ性の高いVictory-ONEの採用
  • 出金データの保持・検索のカスタマイズ開発
  • Account Tracker(Miroku Webcash International株式会社)連携による入出金明細の自動取得
  • 学習機能を備えた入金自動消込機能(8割方の消込を自動化)
  • 課題のイメージ化・図化など、R&ACのサポートによる導入支援

ClientProfile

株式会社オープンハウス・ディベロップメント
会社名株式会社オープンハウス・ディベロップメント
住所〒150-0002 東京都渋谷区渋谷三丁目12番18号 渋谷南東急ビル
設立平成12年9月19日
事業概要不動産売買の代理・仲介事業
新築戸建分譲事業
マンション・ディベロップメント事業
不動産投資事業
不動産金融事業
前各号に付帯関連する事業
企業URLhttps://ohd.openhouse-group.com/
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